【働き方改革】テレワーク(在宅業務)におけるメリットとデメリットとは
2020/05/22
近年、ネット環境の整備や様々なITツールが開発されたこともあり、東京オリンピック開催を控えテレワーク導入を、すすめている企業が多いと思います。また新型コロナウイルス緊急事態宣言に伴い、急な在宅ワークを開始した企業も戸惑いを感じつつ業務を行っている方も多くいる中、テレワークのメリットやデメリットとはどういったものなのでしょうか。
今回は従業員視点と企業視点でのメリットとデメリットをまとめました。
《テレワークとは》
テレワークとは「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語で、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことをいいます。
テレワークの中には在宅勤務とモバイルワーク、サテライトオフィスの3つに分けられます。
・在宅勤務とは
自宅にいて会社とはパソコンとインターネット、電話などで連絡を取る働き方。
・モバイルワーク
顧客先や移動中に、パソコンや携帯電話を使う働き方
・サテライトオフィス
勤務先以外のオフィススペースでパソコンなどを利用した働き方。一社専用で社内LANがつながるスポットオフィス、専用サテライト、数社の共同サテライト、レンタルオフィスなどの施設が利用され、都市企業は郊外にサテライトを、地方企業は都心部にサテライトを置くことが多い。
《LOWCALの実態》
LOWCALでは勤務体制としてテレワークの導入は行っておらず、検討段階です。
しかし新型コロナウイルスの影響により2020年5月現在、9割以上の社員が在宅勤務をしています。
《メリット》
従業員側
①通勤時間の削減
自宅で仕事をする場合、通勤の必要がありません。通勤時間には個人差がありますが、通勤に割いていた時間を削減できます。
さらに通勤電車に乗る必要がないため、通勤ラッシュによるストレスや疲れを受けることなく仕事に集中できたり心身ともに余裕を持って業務を始められます。
②プライベートとの両立(ワークライフバランスがよくなる)
仕事と家事の両立や育児や介護中の方でも仕事がしやすい。
出社準備や通勤に利用していた時間を業務や家族の看病に充てられ、仕事が始まるぎりぎりまで家の事ができるため、家庭の事情による休暇をとらずに済んだり、育児や介護のため仕事を割く時間が最小限になります。
またプライベートの時間も確保できるため、家族と一緒に食事をしたり、映画を見たり、ゲームをしたり、、、
家事にあてられる時間が増えたりと、自分の時間を組み立てやすくなることにより、日々の生活に満足感得られます。
③作業効率による生産性の向上
オフィスワークに比べて、集中して仕事ができる環境を作ることが可能になる。
オフィスで働いている場合、電話対応や話しかけられたりと作業の手が止まってしまうことがあります。また周りの社員の話し声や横を通る人が視野に入り、気になってしまい集中力が切れてしまうこともしばしば。
在宅業務であれば、業務を遂行する集中力を高く維持でき、業務効率や生産性の向上につながるでしょう。
企業側
④リスクの分散
災害が発生した場合、働く場所が分散されていることにより、仕事ができる環境にいる社員で事業継続が可能になり、リスクを減らすことができる。
また台風や交通機関の障害が起こり通勤が困難な状態であっても影響を受けず、業務に遅れを出さずにスムーズに進めることができます。
さらに現在世界的に流行している新型コロナウイルスなどの感染症に社員が発症した際の感染拡大を防止することができます。
⑤オフィスコストの削減
会社へ出社する社員が減ることで、オフィススペースを減らすことが可能。
さらにフリーアドレスを導入することで一人一席確保する必要がなくなります。デスクの用意や光熱費などオフィス環境にかかっていたコストの削減にも繋がります。
また通勤にかかる費用の負担もなくなり、通勤手当などのコスト削減にも繋がります。
⑥良質な人材の確保
育児や介護などライフイベントで退職を余儀なくされていたケースの社員は仕事を辞めずに継続することが可能になる。
育児や介護を理由や配偶者の転勤により退職を余儀なくされた社員が仕事を続けやすい環境となります。
経験豊富な人員を失わず、離職率の低下にも繋がりますし、新たな人材確保の負担や、コストを削減できます。
《デメリット》
従業員側
①勤務時間の管理
自分だけの空間などで集中していると、知らない間に勤務時間を過ぎており、長時間労働になってしまうといったリスクがあります。
また仕事とプライベートの明確な線引きが曖昧になってしまうケースも少なくありません。
在宅業務をする上で、自己管理を心がける必要があります。
初めて在宅勤務をする方はまず自分の業務を洗い出し、タイムスケジュールを組みタスク管理をしっかり行いましょう!
②業務上のコミュニケーション不足による作業効率の低下
在宅勤務の場合、オフィスで仕事をしているときに比べてコミュニケーションが減り、疎外感を感じやすくなります。
また作業をしている中で質問や確認したいことがあった場合に、すぐに確認をとれないといったデメリットがあります。
チャットや電話などのコミュニケーションツールを使用しても、直接話しをするときに比べて伝わりにくかったり、返信が遅れて作業が進まないなど、慣れるまでは作業効率の低下が起こりえます。
1日1回は上司や同部署社員とコミュニケーションをとるようにしましょう!
またお互いの業務を共有、把握をし、自分自身の業務の優先度を決めることで作業効率の低下を防ぐことができます。
お互いを思いやることも仕事をする上での必要なスキルとなります!
③正当な評価をしにくい事がある
在宅勤務では、会社や上司が自宅で働く社員の業務の進捗を直接見れません。
そのため仕事の結果や成果物だけで評価をされることが考えられ、正当な評価を受けられない可能性があります。
LOWCALでは人事評価制度があるため、正当な評価を受けられる仕組みを取り入れていますが、完全に在宅勤務制度を取り入れるようであれば上司とのコミュニケーションをより密にとり、把握する必要性があります。
④運動不足になりやすい
通勤がなくなったことにより、運動不足になりやすい。
さらに現在は新型コロナウイルスの影響による外出自粛により、必要以上に外出をしないようにをこころがけている方が多いと思います。
自宅でストレッチをしたり、人が少ない時間帯をみてランニングをしたり、意識的に運動不足を解消することが必要になります!
企業側
⑤機材管理(セキュリティ)
LOWCALではセキュリティ面を考慮し、作業は原則会社指定のパソコンを持帰り在宅勤務を行っています。
その際、持ち出しによる紛失(意図しない)や破損などのリスクがあります。
また社員が社内のみで仕事をするケースよりも、外部に情報を持ち出すことによる情報漏洩のリスクが高まります。
まずは会社としてしっかりとセキュリティ対策を整えること、そして社員一人ひとりがセキュリティに関する意識を高めることが重要となります。
まとめ
テレワークは上手く機能することで社員にも企業側にもメリットが多いです。しかし、デメリットに挙げているように、きちんと自己管理ができる社員にしか向いていません。
テレワーク(在宅勤務)は全ての社員に対して成果を保証するものではありません。業務過程が見えない分、成果物や提出物、業務の進みで評価をされます。
企業側としては上司や担当者が常時Webカメラで勤務状況を確認したり、密にコミュニケーションをとるなど仕組みを整える必要があります。
しかし一番大切なことは個人のマインド、モチベーションを高く持つことです!
メリット・デメリットをしっかり把握した上で、ご自身に合った働き方を見つけてみてはいかがでしょうか。
LOWCALでは、今後テレワークを推進させていきます。柔軟な働き方ができるよう模索していますので、一緒に作り上げていただける方を探しています!
是非、エントリーをお待ちしております。
エントリーはこちらから→https://l-owcal.com/recruit/application/