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【LALブログ 第二話】 エンジニアインタビュー後編〜ディープラーニング技術・チャレンジに必要な3つのこと〜

2020/05/08

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INTERVIEW

LOWCALのシステム開発事業では要。そして、AI研究開発では中心に立っている森谷さんの、AIや様々なチャレンジにフォーカスをした『 エンジニアインタビュー後編〜ディープラーニング技術・チャレンジに必要な3つのこと〜』をお届けします。

第一話では大学院での研究の中で将来やりたいことを見つけられた森谷さん。しかし、社会人となり仕事の過酷さや自分自身の未熟さを感じ一度挫折を経験しました。
そこから、自分と向き合い目標に向けて努力をし、夢であったシステムエンジニアになり、AI研究開発の中心に立つまでのストーリー。

第二話は、、、森谷さんが夢のスタート地点に到達した気持ちについて語ってくれました。

 

《第二話》

新しいチャレンジをするために必要な3つの事!

相川
相川
インフラエンジニアからシステム開発エンジニアになるために行動したこと、苦労したことはなんですか?
森谷
森谷
これ、めちゃくちゃ伝えたいことでした!
新しいチャレンジを会社に認めてもらうために何をしなくてはならないのかを自分なりに考えたんですけど、3つの事が明確になっている必要があると思っています。

 

1 「自分がなぜチャレンジしたいのか」、「会社にどんなメリットがあるのか」を伝えること
2 自分のチャレンジしたいことに「賛同してもらえる人」を見つけること
3 自分の実力やモチベーションを「形にして見せる」こと

 

森谷
森谷
私はAIに関わることができるエンジニアを目指しており、システム開発事業部に移りたいと思ったときに「1」「2」はクリアしていたのですが「3」で苦労しました。
相川
相川
実際にはどんな事をしたんですか?

 

1 「自分がなぜチャレンジしたいのか」「会社にどんなメリットがあるか」を伝える

森谷
森谷
学生時代に学んだ数学の知識を活かして、今後絶対に必要となってくる技術であると感じているAIの研究をしていきたい。今後、AI開発をLOWCALの事業として進めていくことへのメリットを伝えました。

 

2 自分のチャレンジしたいことに「賛同しもらえる人」を見つけること

森谷
森谷
私と同じようにAIに興味がある人、学びたいと思う人で集ったAIの研究開発メンバーがいたのでここは簡単にクリアできました!
その中にはシステム開発事業部の部長や課長もいたのでとても心強いです。
相川
相川
森谷さんが良かったのって周りを巻き込む力や人脈があったことですよね。
森谷
森谷
そうですね。一人では出来なかったと思いますね。最終的には役員まで巻き込めたことは大きかったです。

 

3 自分の実力やモチベーションを「形にして見せる」こと

森谷
森谷
ここが一番苦労しました。
AIの中身は知っているけど開発する技術は持っていなかったので、形として見せられるものがありませんでした。
そのためインフラの業務をしながら、AI研究の外部講師の講義には必ず出席したり、数学の知見をチームに広げたり、さらに自分でWeb開発を勉強したりと行動でチャレンジしたい気持ちを伝えました。
森谷
森谷
入社して約1年半経った頃、これまでの実績と周りの助けもありAIの成果物を形にすることができました。
仕事をしながら業務後やプライベートを使って勉強するのはしんどい時もありましたが、自分がやりたいことが形になっていくことは、疲れることさえ楽しかったです…
相川
相川
ランナーズハイ的な感じですか?
森谷
森谷
そうですね!
あとは仕事を効率的にこなして、勉強する時間を増やすことは心がけていましたね!
相川
相川
森谷さんが成功したのは先の見通しが経ったからなんですね!
森谷
森谷
会社のメリットや計画は伝えたし、私の今の実力も可視化し、足りない部分は勉強もしました。
相川
相川
話してて今思い出したんですが、以前社長の本間さんにインタビューした時があってその時にこんなことを言ってました。

 

代表 本間
代表 本間
「失敗していいよ。チャレンジしたいことはガンガン言ってきて!ただ簡単には通さないよ。
仕事としてお金を回すことをふまえた計画を立てたのであればいくらでもやっていい。そこまでの計画を立てたのであれば、もし失敗したとしてもそこから活かせるものが多いから成果になる。だから挑戦する価値がある」と。

 

相川
相川
やりたいという気持ちだけでなく、その先の計画までしっかりと道筋を整えた時にはじめて、チャレンジしたい事を実行に移せるステージに立てるんだなと気付かされましたね。
相川
相川
これからチャレンジをしたいと考えている人の参考に森谷さんが今思う事業部移動に向けての反省点はありますか?
森谷
森谷
視野を広く持ち、早い段階で周りの人を頼るべきだったなと感じますね。
当初は一人でもがいている時期もありました。私一人だったらもっと時間がかかっていただろうし、実現もしなかったかもしれません。
目標を見つめていると視野が狭くなりがちですが、視野を広げると見えてくるものがたくさんあるっていうのはアドバイスになるんじゃないかなと思います。

 

相川
相川
システムエンジニアにキャリアチェンジして半年程ですがいかがですか?
森谷
森谷
最初は全然話についていけなかったですね。インフラの経験があるので自分の力を過信し大丈夫だろうと思ってはいたんですが、本当に初心者なんだと痛感しました。でもやりたいことだったのですぐ本を買って勉強したし、わからないことは調べたり、同僚に聞いたりして自分なりに努力をしています。
最近はようやく話についていけるようになったかな。って感じです。
成長が成果として評価してもらえるのであれば、自分では成果が上がってきていると感じています。

 

AIでかなえる未来

AIとは?

artificial intelligenceの略。コンピュータに知的行動を行わせる技術のことをいいます。

相川
相川
そもそもAIって何ですか?

森谷
森谷
FizzBuzzのような単純なプログラミングでもAIと呼べますが、最近AIが話題になっている理由は、ディープラーニング(深層学習)という手法が登場したことで、今まで解決出来なかったことがAIでできるようになったからです。
今まで解決出来なかったこととは、人と同じフローでコンピューターが学習機能を持つことです。この学習機能を活かして様々なサービスが開発されています!

相川
相川
実際AIをやってみてどう感じてますか?
森谷
森谷
AIやる上で昔は「プログラミングができないといけない」「数学知らないといけない」「GPUが搭載されている高額のCPがないとできない」などスタートラインに立つハードルが高かったし、その上難しかったんです。
でも最近は、プログラミングのハードルを落としたAI関連のモジュールが出てきたり、オンラインで無料でGPUを使えるサービスが出たりと参入のハードルは下がってきました。ただ、難しいことに変わりはないです。
さらに新しい技術もどんどん出てくるので、ついていくのは相当大変だし努力が必要です。
私は正直ついていけてないです。。。
自分が今できることをしっかり固めてから次に進んでいかないと、いつか倒れちゃいそうだなって感じてます。
相川
相川
ある程度、技術の取捨選択をしながら進めていくって感じですか?
森谷
森谷
そうですね!全部抑えていくのは難しくなってきましたね。
相川
相川
今AIでどんなことに取り組んでいるんですか?
森谷
森谷
アパレルECサイト向けにアップロードした画像に似た商品(形、色)を、販売中の商品からレコメンドするAIを組み込んだ機能を開発し、提案しています。
森谷
森谷
例えばInstagramなどで欲しい服があった場合にスクリーンショットで画像に保存し、ECサイト内に画像をアップロードすると類似の商品を検索結果として表示させるといったものです。
AI分野でいうと画像認識をして写真から服がトップスなのかボトムスなのか、どんな色でどんな形をしているのかを判断して、かつ似ているものを提案するという学習機能が備わっています。
相川
相川
今、完成度はどのくらいですか?
森谷
森谷
動きとしては完成してます。モノはできているので次はクラウドに乗せたり、AIの精度を上げるって感じですね!
相川
相川
実装されるの楽しみですね!今後AIでチャレンジしたいこと身につけたい技術はなんですか?
森谷
森谷
今取り組んでいる開発は画像認識なので、音声認識と自然言語(言葉/文章)系のAIにはチャレンジしていきたいと思っています。
あっ、音声認識と自然言語を組み合わせたのがAppleのSiriです!
相川
相川
音声認識をECに組み込んでみてもおもしろそうですね!
森谷
森谷
そうですね!「デートで使える服」や「オフィスでも使える服」とかニュアンスで検索結果が出てくるとか。
相川
相川
今、社内でサーモグラフィーで人の温度を計って、熱がある人は入り口で「NO」って表記がでるようなシステムあったらいいねって話してるんですよ。
森谷
森谷
それおもしろいっすね!でもそれならAIはいらないかもです。。。
相川
相川
笑い(切り替えて)

 

相川
相川
今後のキャリアプランは?
森谷
森谷
まずはシステムエンジニアとしての技術力がまだまだなのでまずそこのスキルアップが最優先です。
スキルアップできた頃に、システム開発×AI×数学の知見を活かした自分にしかできないLOWCALとしてのサービスをリリースしたいです。

 


”AIに関わりたい”という自分の夢に向かって着実に一歩ずつ進んでいる森谷さんのインタビューはいかがでしたでしょうか。
チャレンジにとって必要なこと。森谷さんはAIに関わるためにまず必要だと感じたのはシステムエンジニアとしてのスキルを身につけることでした。
そしてやっと夢へのスタートラインに立ち、なお日々努力・勉強を続けている森谷さんは今後必ず活躍してくれることでしょう!

森谷さんだからこそできるAIのサービス化が今から楽しみです!

 

AI研究開発はメンバーのほとんどがAI初心者から参画しています。
だからこそつまずいたり、苦悩がたくさんあります。
第三話はAI成長記録をお届けします。お楽しみに!

【LALブログ 第一話】 エンジニアインタビュー前半〜エンジニアから夢のAI研究開発へ〜
→https://l-owcal.com/news/20200430/

 

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