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【LALブログ 第一話】 エンジニアインタビュー前半〜エンジニアから夢のAI研究開発へ〜

2020/04/30

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INTERVIEW

新型コロナウイルスで多くの企業がリモートの業務に変わり、働き方が変わってきました。働き方が変化することによって、ITに関わる技術の開発スピードは加速をしていきます。そしてその中でもAI技術には多くの期待があります。
LOWCALでもチャレンジ枠として「AI×○○」があり、社内での研究開発を進めており、関わっている方々はエンジニアとしての幅を広げています。

そこで、今回はLOWCALのシステム開発事業では要。そして、AI研究開発では中心に立っている森谷さんに、人事部の相川さんがインタビューをしました。

これまでの経歴や様々なチャレンジ、AIにおいての森谷さんの苦悩と成長をお届けします!

 

《第一話》

システムエンジニアを目指したきっかけ

相川
相川
大学時代の経歴を教えて下さい。
森谷
森谷
私は大学で数学科を専攻していました。数学科って就職先としては教師か銀行系に進む人がほとんどなんですよ。ただどちらの仕事も自分が働いている未来が思い浮かばず、将来について悩んだ結果、もう少し学びたいと思い大学院に進みました。
森谷
森谷
私がはじめてプログラミングに出会ったのは大学4年の時でした。数学科のため研究室もほとんどが数学関連の研究を行っていたのですが、その中に一つだけAIの研究室がありました。当時は先端だったAI研究が面白そうで、今まで学んできた数学も活かせますしチャレンジをしてみました。AI研究の解析をするために必要な1つの技術がプログラミングだったので、勉強をはじめたのがキッカケです。
森谷
森谷
機械学習の研究のためにJavaを使ってプログラミングするのですが、正直、最初はいやいや学んでいました。でも勉強するうちに意外と面白いなと思うようになり、次第にこれを仕事にしていこうと思うようになりました。
あれ?!そういえば相川さんも院卒でしたよね?
相川
相川
そうですね!研究室にこもって貝の解剖をずっとしてました。笑
生物の脳の神経細胞がどういった電気の伝達をしているのかを研究してましたね。
そこっ!AIと通づるところがありますね!

 

ちなみに…
インタビュー時2人は同じ大学の先輩後輩だったことがに判明しました!!

 

社会に出て初めての挫折を経験

相川
相川
新卒ではどういった会社に入社したんですか?
森谷
森谷
卒業後はシステム開発からインフラまで幅広い領域の事業を行っている企業に就職しました。まず、半年間の研修を受けて、研修の最後に希望の事業部を選ぶことができたのですが、先輩のススメもありインフラを志望し、インフラエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。
相川
相川
なぜシステムエンジニアではなくインフラエンジニアを希望したんですか?
森谷
森谷
入社した会社は、公共系や銀行系など堅めの開発案件が多いという先輩のアドバイスをもらい、将来のことを考えた時にインフラエンジニアの方が、どこでもやっていけるキャリアを積めると思って希望しました。
森谷
森谷
初めての仕事はシステムの増設対応の業務でしたが、きつい環境に耐えることができず、体調をくずしたのをきっかけに逃げるように辞めました。
退職後は、しばらくアルバイトをしながら、スマホアプリのゲーム開発をはじめました。学生時代はプログラミング=システムエンジニアというイメージでしたが、当時スマホゲームが流行っていたこともありゲーム開発に興味を抱き、独学で制作しこの経験を活かしてゲーム開発系の企業をメインに転職活動をしてみました。
相川
相川
ポートフォリオみたいな感じでつくってたんですね!
森谷
森谷
そうです!でも、学生時代と独学での開発経験だけでは、転職活動はなかなかうまくいかず、自分の実力のなさを痛感し参入障壁の高さを感じました。
このままではまずいと感じ、インフラエンジニアとしてLOWCALの前に勤めた企業に就職しました。
森谷
森谷
そこでは、仕事をしながら資格の勉強をしてましたね。
業務はコピペの運用がメインでスキルアップが見込めないことを悟りました。同い年の人たちは社会人としてのキャリアを4〜5年積んでいるのに比べて、私は新卒の会社をすぐに辞め、その後はフリーターや簡単な業務をしている。自分には何のスキルもないと感じた時に、とりあえず転職活動の際に経歴書で見てもらえる部分を作ろうと思って資格の勉強をはじめました。
”CCNA”と”基本情報資格者試験”の資格を取得し、ITエンジニアとして最低ラインのレベルには立てたと思い、再度転職活動をしLOWCALと出会い入社しました。
森谷
森谷
LOWCALもインフラエンジニア職で入社しましたが、通常業務をしながらAI研究開発に参加していました。
AIの研究開発は月に2回集まって活動をしています。外部講師を招き、2018年2月〜7月にかけては機械学習やディープラーニング、Pythonなどの講義を受け、AIについての知見を広げることから始まりました。その後「AI×受付」のシステム開発に着手しましたが、AI関連以外での支障が発生したため頓挫し、現在は「AI×ECサイト」として画像を認識し抽出、検索システムを開発しています。
森谷
森谷
インフラエンジニアとAI研究を並行して行う生活を約一年半が過ぎた頃、希望を出していたシステム開発事業部への移動が決まり、やっとやりたい道に進めると思いました!

 

念願だったシステムエンジニアとしてのキャリアをスタート

相川
相川
今LOWCALではどのような業務を行っているんですか?
森谷
森谷
親会社にて食品系ECサイトをJaveを使って改修したり、食品売上総合ランキングサイトなどを改修しています。
ランキングサイトは最新の技術を多く使っており、主にPythonを私が担当し、同僚のTさんがGo言語を担当しています。
ランキングサイトは大学時代に学んだ数学知識を生かして、独自のランキングアリゴリズムの作成をしたり、データサイエンスなど幅広く従事しています!
相川
相川
Go言語も使ってるんですね!Goって研究系の言語のイメージですが最近はWeb系の開発でも使われているんですか?
森谷
森谷
イケてるベンチャー企業さんとかが使ってるイメージです!
私自身は今回の担当案件で初めてGo言語に触れました。言語ごとに担当しているので私はまだ触ったことがあるレベルで勉強が必要ですが、案件によって扱う言語が変わるので、システムエンジニアは日々勉強が必要になりますね!
今回に限らず、新しく業務関連について勉強したい時は会社の※図書館制度を使って参考書を購入しています!

※図書館制度とは
業務上必要と判断された書籍を会社で購入し、貸出する。
LOWCAL社内制度ページはこら https://l-owcal.com/recruit/galley/

 

相川
相川
森谷さんからみて、前に比べてエンジニアになるハードルは下がっていると思いますか?それとも上がっていると思いますか?
森谷
森谷
当たり前だとは思いますが、就職する企業によると思います。
私の感覚値では未経験からエンジニアになるのは以前に比べ簡単になっていると思います。
ただ最先端のサービスを提供する企業を目指している場合は変わらないか、むしろ難しくなっているかもしれないです。
「求められる技量が高くなっている」とオンラインサロンでよく見かけますからね!
相川
相川
オンラインサロンとかかっこいいですね!笑
森谷
森谷
う〜ん、、、カッコつけました!
相川
相川
笑い
森谷
森谷
ここ最近、初学者のポートフォリオのレベルが上ってきていて、正直追いつけてないですね。
優秀な人は経験に関係なくガンガン伸びるので、自分で学習する意欲がないと何も出来ないままになっています。
相川
相川
私も面接の際は意欲がある方かどうかは見るようにしています。今後、エンジニアは先進的で前のめりに進んでいかなきゃいけないので、そういった素養が必要だと思っていますね!
森谷
森谷
わかります!自分からアクション起こせる人や成長する意欲がある人じゃないと差が開くと思います。
なぜ最先端の技術や新しい言語が出てくるかというと、当たり前ですが、既存のものよりも質が良いからです。
なので仕事の生産性を上げるためにも新しいことをキャッチアップしていくことが大切だと思いますね。
相川
相川
システムエンジニアを目指している人は最初に何の言語から入るのが良いと思いますか?
森谷
森谷
Python 、PHP、Rubyから始めるのが最短って聞いたことがあります。私はこの中だとPythonしか触ったことがないのですが、Pythonは初学者でもつまずきにくい言語だと思います。

 

現在LOWCALのAI研究開発の中心的な存在となっている森谷さんですが、AI、プログラミングにはじめて触れたのは消去法で選んだから研究室との出会いでした。
学生生活の中で将来やりたいことを見つけられた森谷さんですが、社会人となり仕事の過酷さや自分自身の未熟さを感じ一度挫折を経験しました。
だからこそ自分と向き合い目標に向けて努力をし、現在は夢であったシステムエンジニアとして、またAI研究開発の中心に立って活躍されています。

次回は森谷さんが今後目指しているAIに関連するシステムエンジニアに向けて「チャレンジする上で必要な3つのこと」、「LOWCALのAI研究開発について」のストーリーをお届けします。

 

【LOWCAL】AI研究開発については下記をご覧ください!

「AI×農業」に向けて新プロジェクト発足 AI分野の技術者教育、実験開発に着手
https://l-owcal.com/news/20181022/

 

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